節約弁当の贅沢な楽しみ

私は山に登るのが趣味だ。

山に登る時は、いつも駅のキオスクでおにぎり二個とペットボトルのお茶を買っていた。

だが、最近金がない。
こういう時は、休日の昼食代約400円ですら、惜しくなってしまう。

そこで、弁当を作ってそれを食べることにした。
弁当といっても、私は料理センスがゼロなので、ラップに包んだご飯二塊といった、極めて粗末なものだ。

だが、それによって、密かな楽しみが二つできた。

ひとつは、弁当の内容について。
最初こそ、ご飯にちょっと塩をまぶすぐらいだったが、それだけだと程なくして口寂しくなりはじめたので、
家にある食材の余りものを使って工夫をすることにした。

焼いたウインナーやシャケの切り身を詰めたり、薄い玉子焼きで周囲を覆ってみたり。
ある意味男らしい、極めて単純な細工だが、これがなかなか楽しませてくれる。
少々義務的に感じていた山での食事が、なんだか楽しく思えてきた。

二つ目は、節約の楽しみ。
浮いた昼食代約400円。これをどう使うか、考えるのがなかなか面白い。
ジュースでも買うか、いやタバコでも買うかと色々考えてみたが、結局貯めることにした。
新しいデジカメが欲しいからだ。
目標、約7万円。
一見遠いように思えるが、少しずつ、一日ずつ近づいていく。
これは山登りに似ていると思う。
人間の一歩は非常に小さいけれども、その一歩一歩を少しずつ積み重ねて、何千メートルもの頂上にたどり着いてしまう、
そこに人間のすごさがあるのだ。
だったらデジカメのひとつやふたつ、ラクなものだよ。

こうして、日常のちょっとした工夫によって、私の山登りライフは極めて充実した。

皆さんも是非、色々なアイデアで日常に変化をもたらしてみてはいかがだろうか。

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